坂本龍馬とおりょうの日本初!新婚旅行ルートの旅 - 忘れの里 雅叙苑

坂本龍馬は、慶応2年(1866年)1月23日深夜(新暦3月9日)、京都・伏見の寺田屋で伏見奉行所の役人に襲われ手傷を負う。
おりょうが、薩摩藩に救援をもとめ、その後未明、負傷している龍馬を発見し薩摩藩邸に運び込み治療に当たる。
しばらくして、小松帯刀、西郷吉之助の勧めもあり、薩摩で療養することになった。
薩摩藩船「三邦丸」で大坂を発ち、3月10日(新暦4月24日)に、鹿児島・天保山に到着。
しばらく小松帯刀の別邸に宿泊し、3月16日(新暦4月10日)、錦江湾の桜島を眺めつつ、船で浜之市港へ向かい、霧島を目指した。
これらの厚待遇は、一介の脱藩浪士である龍馬によって実現した「薩長連合」締結など、薩摩藩にとって大いなる貢献をしたからに他ならない。
龍馬は大事業を成し得た達成感とともに、最愛のおりょうと過ごしたこの日々は、おそらく人生で一番安らぎを覚えた時期であろう。

行程の中心は塩浸温泉周辺、犬飼の滝、和気神社などであるが、実はこのエリアは妙見温泉にある「忘れの里 雅叙苑」を起点で周っても、充分に当時の雰囲気を味わえるコースとなっている。
塩浸温泉は、現在宿泊施設はなく、その代わり、温泉の湧出が安定している妙見温泉がその代わりを担っている。
脱藩してから、龍馬は全国を飛びまわり、結果的に全国にゆかりの地が誕生したわけだが、石碑や銅像などばかりで、当時の面影をうかがうものはほとんど無いのが実情。
この龍馬の新婚旅行ルートが貴重なのは、妙見〜霧島温泉周辺は、のどかな自然環境が残っており、散策ルートを歩くだけで、充分に幕末の名残りを感じ取れるからなのだ。

(監修:大竹仁一/「貸切温泉どっとこむ」代表)

薩摩の新婚旅行の行程

1866年(慶応2年)

●3月10日(新暦4月24日)
鹿児島に到着。
日本人初の新婚旅行・・・温泉湯治や登山を楽しむ。

●3月16日(新暦4月30日)
船で浜之市港に寄港→日当山温泉に宿泊 
※小松帯刀夫妻は3月14日より4月8日まで25日間霧島栄之尾温泉へ湯治に出発

●3月17日(新暦5月1日)
塩浸温泉に到着する/この日から11泊して手傷の治療湯治をする

●3月28日(新暦5月12日)
栄之尾温泉に滞在中の小松帯刀を見舞った後、霧島温泉に向かう

●3月29日(新暦5月13日)
念願の高千穂峰の登山。途中、高千穂峰をスケッチする。華林寺に泊まる。

●3月30日(新暦5月14日)
硫黄谷温泉に泊まる

●4月1日(新暦5月16日)
再び塩浸温泉に戻り7泊する

●4月8日(新暦5月22日)
再び日当山温泉に3泊する

●4月11日(新暦5月23日)
浜之市に戻り船待ちで1泊(宿は不明)

●4月12日(新暦4月24日)
乗船し鹿児島に戻る→小松帯刀の原良別邸で約50日間滞在

@浜之市・・・雅叙苑から約13q 浜之市(はまんち)バーガー公式サイトへ

鹿児島市の天保山から錦江湾を船でこの港に着く。
「新婚旅行渡しの地」の碑が残る。



A塩浸(しおひたし)温泉・・・雅叙苑から約5q

霧島の旅の工程中、一番長く逗留したのがここ。3月17日(新暦5月1日)から11泊。そして4月1日(新暦5月16日)から7泊の合計18泊している。
月日は特定できないが、和気神社や、犬飼の滝を訪ねる。
『蔭見滝(犬飼の滝)や塩浸温泉は
この世の外かと思われ候ほど
めずらしき所なり。
谷川の流れにて魚を釣り、短筒で鳥を撃つ。
誠におもしろかりし。』
と手紙に書いている。
この頃の塩浸の谷は岩ツツジが満開の頃であり。周辺の妙見温泉、和気湯、安楽温泉など温泉めぐりも楽しんだようだ。
江戸後期の資料によると、刀や斧による傷などに薬効があると記されており、左手に傷を負った龍馬にとっては最適な湯治場だったのだろう。
江戸時代から明治にかけて繁盛し、全盛期には2階建ての宿が7軒ほどあり、約2500名を収容できたとの事。現在は宿泊施設はなく、「塩浸温泉龍馬公園」となり、日帰りの温泉施設と足湯が置かれている。

龍馬資料館:大人300円・小人150円。
塩浸温泉(日帰り温泉):大人360円・小人140円。

当時、龍馬とおりょうが入ったとされる露天風呂が、川沿いに再現されている。
坂本龍馬・お龍新婚湯治碑


B犬飼の滝・・・雅叙苑から約1.7q

高さ36m、幅22mの滝。
「げにこの世の外と思われ候ほどめずらしきところなり」と絶賛。
龍馬が乙女姉さんに宛てた手紙には
「蔭見の滝」と紹介。
天気のいい日には、背景に高千穂峰を見ることができる。


C和気(わけ)神社・・・雅叙苑から約1.5q

奈良時代この地に流された和気清麻呂公を祀る。
社務所の脇には龍馬夫妻がこの地を訪れた記念碑がある。

毎年春には「藤まつり」が開催されている。


D和気(わけ)湯・・・雅叙苑から約1q

和気清麻呂公が入ったとされる温泉。
10分ほどで「犬飼の滝」に行ける。
龍馬とおりょうも滝を見た前後に浸かったと言われている。
現在は個人所有の地でもあるので入浴の際は、一言挨拶は必要だろう。
雅叙苑直営の「ニワトリ牧場」の近く。
雅叙苑直営・にわとり牧場


E霧島神宮・・・雅叙苑から約18q 霧島神宮公式サイトへ

建国神話の主人公であるニニギノミコトが祀られている古社。
龍馬夫妻は、おりょうとともに参拝に訪れ、御神木の大杉を眺めた。


F霧島温泉郷・・・雅叙苑から約19q 霧島市

天孫降臨伝説の霧島山、標高600〜850mから湧き出す温泉地の総称。
各所で湯けむりが見られ、温泉情緒もたっぷりだ。 龍馬夫妻は、この中の栄之尾温泉に滞在中の小松帯刀を見舞っている。その後、高千穂峰登山の後、硫黄谷温泉に1泊している。


G天の逆鉾(あまのさかほこ)・・・雅叙苑から約28q 「ひむか神話街道」宮崎県公式サイトへ

高千穂峰(1573m)の頂上にある。龍馬とおりょうがそれを引き抜いて戯れた様子を、乙女姉さんへの手紙に記している。


忘れの里 雅叙苑
〒899-6507 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4230
TEL : 0995-77-2114


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